ニュージーランドは草地型酪農をリードしており、LICはその成功において重要な役割を果たしてきました。20世紀の初めより、私達はNZの農業界とともに働き、世界の中でもっとも効率的な草地型酪農に発展させようとしてきました。
過去60年間、LICは遺伝子改良プログラムに非常に多くの投資を行いました。力を注ぎ続けてきたのは、草地型酪農システムにおいて収益性の高い家畜を供給することでした。
今日、LICは世界にむけて事業を行っています。これまでの歴史や経験、成功によって私達はユニークな存在になりました。私達は草地型酪農に対して、遺伝子、情報、アドバイスサービスを提供することで世界をリードします。
低投入、高収益
ニュージーランドの生産システムで行われている低投入・高収益の方法は家畜をストレスの少ない状態にします。また投入エネルギー、雇用や資本のコストを小さくします。そして糞尿処理問題やその他の懸念される環境問題を低減します。
では一般的な飼養管理を行う農業者は、100年をかけてNZで開発、改良された放牧技術を導入できるのでしょうか?答えはイエスです。
世界中の農業者が、より真剣にNZの生産システムと遺伝子に目を向けています。これは彼らが牧場の収益性を高めようと真剣になっているからです。
利益は、生産物からの収入がその生産コストを上回るときにのみ得られます。どこの農業者も効率を高めて収益性を持続させる手段として、そのコストを減らすことに焦点をあてています。おそらく家畜改良の育種プログラムの最も重要なことは、NZで、また世界で増えている放牧場に対して、特に効率的な生産が行える家畜を選抜することです。このことを要求できる世界的な企業はほかにありません。
遺伝的な改良
いくつかの要素が組み合わさって、LICは確実に世界の遺伝獲得の最前線にいます。それは全国的な記録レベルの高さ、季節繁殖、世界をリードする精液の生産と流通システム、そして利益を生み出す最先端の家畜評価システムの方法です。しかし、すべてにおいて最も重要なのは、草地型農業を行う顧客に冨をもたらすために、LICが変わらず運営されていることかもしれません。
後代検定
平均して300頭の種牛が後代検定を受けています。娘牛について、草地での生産性やそのほかの形質に関係する収益性が厳しく審査され、それを受けて約15頭の種牛がプレミアサイアとして選ばれます。
今日、NZで搾乳される乳牛の4頭のうち3頭はプレミア・サイアチームの精液が授精されています。
家畜の評価
ニュージーランドは効率的にミルクを生産する事で世界をリードしているだけではありません。家畜評価モデル(AE)においても世界をリードしています。最先端の人工授精の手法を用いることで、農業者は年齢や血統、体重にかかわらず、どの乳牛や種雄牛が最も効率的で利益が得られるかを判断することができます。
評価システムの多くは、収入のみの能力で家畜の順位付けを行います。NZは最近まで、ミルクの生産コストを計算する唯一の国でしたので、それ故、その動物の本当の収益性を査定することができます。アメリカとオーストラリアは最近になって、この重要な分野で私達に続いて行うようになりました。
品質
家畜改良部門とその輸出部門であるLICは、すぐれた事業を行うことをお約束します。家畜評価、精液採取、手続きと輸出に対してISO9002の認定を受けており、2000年にはNZですぐれた経営を行う企業に贈られる賞を獲得しています。これは世界に名高いボールドリッジ基準に基づく賞です。
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